コンテンツ/2022

ペルソナ5

春休み中ずっとやっていた。死ぬほど面白い。ナナぺの記事でも書いた。武見妙がすごい好きだったのに告白の時の選択肢間違えて本当に泣きそうになった。ペルソナ5スクランブルも楽しかったが武見妙が出てこないのでペルソナ5の方が好き。

ショートショートショートさん

twitterで見かけた読み切り的なのがよかったので買った。主人公のショートさん(画像左)が好き。見た目ほぼ武見妙だな。それ以外もショートさんの「真剣に叶えるつもりはないけど未練はある夢を持ち続けながらなんとなく日々をやり過ごしている」雰囲気が自分自身にグサグサ刺さり、わかるわかると読み進めていたのだが3巻になって急にショートさんが夢に向かって猛然とダッシュし始めて置いて行かれた気分になった。物語を進めないでくれ。まあでも3巻が評価高いしそれが正しいんだろうな。

littlegirlhiace/hellsee girl/バイク

今年一番聞いたらしい。50回くらい聞いてた。とにかくメロディーがいい。ラストのサビの後のリフがもう一回入ってくるところの開放感も気持ちいい。バンド名は最悪だけど。でもそういうネットの文化と不可分なところから創作をおこなっているのかなという気もする。ジャケットが夢見りあむなのもそれっぽい。

kurayamisaka/kimo wo omotte iru

サークルの後輩経由で知った。曲がかっこいい。シューゲイザー+インディーポップ?

詳しく調べてみたらこのアルバムってコンセプトアルバムで、右の子が左の子に旅立つ前に伝えきれなかった思いを伝えようとしているらしい。それを知ってこのアルバムが爆裂好きになった。あんま百合的なことはわからないんだけどこのアルバムにはそのコンセプトがすごいあってると思う。でも個人的には左の子が右の子に伝えようとしている方がエモいのでそっちに頭の中で変換して聞いている。

破壊ありがとうのコント

サークルの先輩の主催ライブで見た。ネタバレになると悪いので詳しくは書かんが中学の時の知り合いとの再会みたいなネタ。フリが長すぎるくらい長かったがそれを一気に越してくるくらいバラシがよかった。あまりに良すぎると「面白い」より「嬉しい」が勝つ。こんなことを言ってもしゃあないが僕もああいうことをしたかったなと思った。後半の展開もよかった。構成とか考えながらちゃんと台本作っている感じ。偉そうで申し訳ないが。

ダウ90000/ピーク

www.youtube.com

死ぬほど売れたでお馴染みダウ90000。今はチケット即完になったが春くらいはまだマシだったので渋谷でやっていたコントだけの公演を見に行った。このネタが一番よかった。今でもまだその時の感情を覚えている。飲み会の後知らない可愛い子と駅のベンチで話すっていう状況がお笑いとか関係なく良すぎる。そこで男側にめちゃくちゃ感情移入してたところを一言で言語化してくれたところが非常に気持ちよかった。また公演など見に行きたいがお笑いを見に行くのに2,3ヶ月前から予約するというのがあまり性に合わないのでできていない。

M1/準々決勝/ひつじねいり

www.youtube.com

準々で見た中で一番よかった。多分五分の一も見れてないが。

テレビ千鳥の大吾の誕生日会

確か深夜枠の最後の回だったと思う。すごいよかったのに間違えて録画を消してしまった。"大吾水"とか怪しいムキムキ黒男がいたと思う。気づけばずっと千鳥の番組を見ている。

ガキ使の演技下手王の東野の回

貞子が出てくる時に東野がカメラ目線になってたとこ。これはまだ録画が残っている。

彼女の権利、彼らの決断

アメリカでの中絶関連の法案が話題になっていたので一回頭を整理したいと思って見た。いいドキュメンタリー。netflixはこういう時徹底してリベラルなのでみやすい。僕はネットにどっぷり浸かって育ったので間違いなくネトウヨ, インセル的な側面を持ち合わせているんだけどそれを否定するというよりかはうまいこと相対化しながら付き合っていきたいと思っている。

うわさのベーコン

奇書として有名とyoutubeで見たのでわざわざ中野の図書館まで行って借りてきた。確かに非文であったりとか文脈の分断とか興味深い部分はあったが「世紀の奇書」ってほどではなかった。特に現代においては誰でもネットを扱えるようになってちゃんとした文章を書けない人が氾濫しているわけで、そうなるとこれくらいの異常さだと埋もれてしまうのかも。タスマニアたけしとかの方が面白さは強い気がする。これが出版されてもてはやされたという時代背景も含めて読んだ方がいいのかもね。

ストーリーが世界を滅ぼす

これは普通にいい本。人間が論理的な妥当性よりもストーリーとしてのエンタメ性や気持ちよさに心を傾けてしまうということを例を挙げながら説明している。本読まんでも自明ではあるけど誰かが言葉にしてくれると嬉しい。

蒼穹の昴

6月くらいに合コンがあり、そこで会った女の子を一瞬で好きになったんだけどその子が好きな本だと言っていたので読んだ。こういう類の経緯で読むことになった本の中で飛び抜けて面白かった。最終巻くらいまで読み進めたんだけど時を同じくしてその子からまるで返信が返ってこなくなり、本の方も読むのをやめてしまった。しおりはずっと挟まったまま。

ボードゲーム

今年はなぜかボードゲームカフェに行く機会が多かった。行くたびに記憶がリセットされているので毎回新鮮に楽しめる。これくらいの距離感が一番いい気がする。名前忘れたが宇宙空間が舞台のカードゲームで数字ごとに効果があるのを出しあうやつがテンポ良くて楽しかった。

ナイトインザウッズ

switchでやった。ほぼほぼノベルゲー。基本何も起きんのでそこまで楽しくなかったが最後一時間の会話が全部刺さった記憶がある。内容は一つも覚えてないがよかった。

陰謀論のオシゴト

netflixで見た。陰謀論は全部本当で、とある企業によって実現、保持されているという設定のコメディーアニメ。OPがすごくかっこいい。あと一話一話のまとまりがいいので見やすい。僕はアメリカが好きなのでアメリカ人じゃないのにアメリカの風刺ネタで笑う。ただ見るなら吹き替えが圧倒的におすすめ。

アニメーション映画「音楽」

これはすごいよかった。ロックの初期衝動。最初のあわせのシーンと最後のシャウトのシーン。原作漫画の作者の別作品「ゾッキ」もよかった。ただ「音楽」の原作は買えていない。僕の中でこの映画の方が正解すぎて漫画の方を買うことに躊躇いがある。

THE BOYS シーズン3

シーズン3になって持ち直したと思う。アクションが増えたのとやっとホームランダーとしっかり戦うシーンが増えた。まあ冷静に考えると薬使ってヒーローと同等の力を得るっていう展開は寿命縮めるという弱点考慮しても微妙だと思うが。ワンピースの覇気と同様でちゃぶ台返し感がある。でも見てる時は特に違和感なかったのでいいや。

KOK 呂布✖️FORK

僕は25歳にもなってまだラップバトルを見ているのですが、今年のKOKの呂布とFORKの決勝はめちゃくちゃよかった。スタイルウォーズの極地。呂布カルマは憎たらしいくらい強いので負けるとやっぱ嬉しい。でも負け続けているとそれはそれでなんか寂しいのでこれからも頑張ってほしい。でも自分の中でラップバトルの熱も冷めてきた気がする。

Gold Panda/Good Luck and Do Your Best

エレクトロニカを聞こうと思い立って下半期は下のサイトで紹介されていたアルバムを聴きあさっていた https://trees-sakebu.net/electronica-history/ (残念ながらサイトにアクセスできなくなってしまっている!)

中でもこのアルバムは結構好きだった。エレクトロニカアンビエント系よりのものもあるが僕はこれくらいリズムがしっかりある方がのりやすくていい。In My Carは最初は途中からの展開いらんなと思ったけど何回も聞くうちにやっぱあった方がいいなと考え直した。

The Books/Thought for Food

これもエレクトロニカ周り。フォークと混ざったような作風。めちゃくちゃかっこいい。僕はコラージュ的なサンプリングがすごく好きなので一時期めちゃくちゃきいた。gastel del sol とかもちょこちょこ聞いたのだけど、フォークというジャンルに抱いていた古臭いイメージが覆されつつある。演奏技術とかもかなり高いしむしろプログレッシブであったり、ポストなものとの相性がいい音楽だったのかもしれない。

i am robot and proud/the electricity in your house wants to sing

音がキラキラしててかわいい。日本人に人気そうだなと思ったら人気らしい。The scholars and the TravellersとCenter Citiesが特に好きだった。この系統だとDE DE MOUSEのtide of starsもよく聞いた。僕はどこかセンチメンタルでノスタルジックなものが好きなんだと思う。あてのない郷愁。

Dirty Three

今年通してずっと聞いていた。オーストラリアのインストバンド。バイオリン+ギター+ドラムという珍しい編成だけど曲聞くとこれが3ピースインストバンドの正解のように思えてくる。確か最初はyoutubeでocean songsのdistant shoreかlast horse on the sandを聞いたんだけど一回目聞いた時から「これはなんかすごいぞ」という感覚があった。アルバム通してだとocean songsが好きなんだけど曲単体だとI offered it up to the stars and the night skyが一番好き。これはマジで週一で聞いているような気がする。youtubeに上がっている"Sea Above, Sky Below"のライブ映像も激し目でかっこよかった。

Oasis/Be Here Now/It's getting better(man)

何がそんな気に入ったんか自分でも知らんがこの曲のAメロが好きすぎてずっと聞いていた。これも50回くらい聞いた。ネット上の意見見るとbe here nowは駄作と言われているが、一曲一曲がバカみたいに長い以外はそんなに悪くないと思う。まあ1st, 2ndと比べるとしゃあないか。

忠犬立ハチ高の銅像

サークルの同期が芸人になってstand.fmでラジオを始めたので聞いている。ずっと楽しそう。僕はくりぃむしちゅーとかダイアンとかの幼馴染がやっているラジオが好きなのでずっと聞いていられる。ディズニーの話とかになるとまるでわからんがそういうことは気にせず好きにやり続けてほしい。

ダイアンのよなよな/津田が京都で着物着ている男の悪口を言っていた回

www.youtube.com

ダイアンのラジオは今までと変わらずずっと聞いてるんだけどこの動画の最後らへんで津田が突然京都で大正風の着物を着る男の悪口言い出したとこなんかめちゃくちゃ笑っちゃった。絶対そんないう必要ないのに。マジで嫌いじゃん。

周央サンゴの3D

www.youtube.com

周央サンゴ自体を特別ちゃんと推しているわけではないんだけどこの3Dはすごくよかった。今までやってきたことを僕みたいな切り抜きで見る程度のにわかにもわかりやすく詰め込んで、しかも"ミュージカル"という縦軸でまとめることで見やすく提示しているのは凄まじい構成力だなと思う。作品として完成されている。今でもたまに見る。今年のそれでないが夜見れながにじレジ株でaikoのキラキラをやったのもめちゃくちゃよかった。日常アニメの感動回。

高野交差点

www.youtube.com

下北でやってた短編アニメ上映会でみた。玉川真吾のpupariaがスクリーンで上映されるということでたまたま見に行っただけだったのだけけれどこれを見れて儲け物だなと思った。表現や題材の繊細さは小説的ではあるけどやはりこれは文字だけでは伝わらない、「アニメ」だからこそのものだと思う。最後の音楽が入るところも最高。ギターもいいんだけどドラムが入ってくるタイミングが完璧だと思う。こういうものが世の中に溢れればいいのにと思うんだけど溢れてたら逆に見ない気もする。

ガッツ100%テレビ

僕の今年下半期を乗り越えさせてくれたでおなじみガッツ100%テレビ。見たことない人は見た方がいい。結果的に好きでも嫌いでもとにかく一度触れておいた方がいい。水曜日のダウンタウンでドッキリの時に使われる偽番組を本当にずっとやってるみたいな感覚。めちゃくちゃ面白い。そもそも僕はナダルが好きでコロチキのyoutubeも結構見てるんだけどそういうのを通り越してこの番組は本当に面白い。人を救っている。ありがとな。自分だけが好きでいたい気持ちもあるけどもっとバズってほしいな。

ぽこぴーのチェキ会

vtuber黎明期からずっと好きなぽこぴーのチェキ会に行ってきた。そもそも僕は推しに認知されたいわけではない派なんだけどたまたま応募したら当たってしまったので行ってきた。マジでここ最近で一番緊張したが結果的には行ってよかったと思う。ぽこぴーはファンの需要を理解する能力が凄まじく高いのでこちらの期待を裏切ることがほぼないのだけれど、もしそうなったとしても最後まで見届けたいと思っている。

フジロックcornelius

確か復帰一発目の舞台だったように思う。徹頭徹尾よかった。"音"へのこだわり。演奏のクオリティはもちろん映像とのシンクロ具合も凄まじかった。不祥事のことが頭にちらついていたのも確かで手放しで激賞するのも気がひけるんだけど少なくともあの場所にいれてよかったなとは思う。surfing mind waveとanother view pointが特によかった。今年のフジロックではオレンジレンジ, dinosaur jrも記憶に残っている。特にオレンジレンジは本人、観客の両方が共に喜びを分かち合っている感じがした。結局J-popが好き。

ミロ展

今年は美術館によく行った。最初らへんに行ったのがこのミロ展だった。ただ、今年で確か15個ほどの美術展に行ったにもかかわらずここ以外の何も覚えていない。ただ"美術館に行きたい"というだけだったのかもと思い始めている。一応行くたびに絵を見ながらそれなりに頭を働かせているつもりなのに。まあ人間向き不向きはある。暇つぶしくらいに捉えておけばいい。

アップロード ~デジタルなあの世へようこそ

amazon primeのめちゃおもろドラマ。死んだ後も電脳世界で生き続けられる世界でのSFドラマ。設定を活かしたデジタルな展開も目を見張るが、普通にサスペンス、恋愛ドラマとして面白い。ただシーズン2で既にだれている。シーズン3くらいで終わるのがちょうどいいと思うが海外ドラマはなかなかそうならんのでこれからもダラダラ続くんだろうなと思う。ここら辺は日本のドラマの方が潔くていい。

恐山の倍速再生関連のツイート

そもそも僕は倍速再生から現代の若者を読み解こうとするすべての議論が嫌いなんだけど、まあそれは置いといて、恐山が「ドラマや映画を倍速再生するのは話題になるけど小説を読むスピードは人それぞれの割に話題にならない」というようなツイートをしていて確かにそうだなと思った。

NHKにようこそ!

漫画版を古本屋で買って読んだ。2000年代初頭のオタク文化って感じしてすごいよかった。「引きこもり」「リスカ」「ロリコン」「エロゲー」などのこの時代のアングラ掲示板のノリが全部詰まってる。思春期に読んだら一年は引きずるだろうな。

Swirlies/What to do about them

90年代前後のインディーロックの有名どころは割と聞いちゃったんだけど頑張って掘ればちょこちょこいいのが出てきてくれる。ノイズ+気怠ボーカルがかっこいい。Upstairsの"Electricity makes her seem so strong"という歌詞も意味はあんまわからんがかっこいい。

Lamp/ランプ幻想

これもYoutubeのおすすめに出てきてからずっと聞いていた。質の高いシティポップス。アルバムジャケットと曲の雰囲気がここまでマッチしてるのもなかなか珍しいなと思う。

コーダ あいのうた

アカデミー賞とったみたいな噂聞いて映画館で見た。めちゃくちゃいい話だった。普通に泣いちゃった。最後の試験で歌うとことかいい話すぎる。今年は「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」とかも見直して思ったんだけどやっぱヒューマンドラマは嘘くさいほどいい話の方がいいね。

RRR

話題になっていたのでみた。すべてのエンタメがてんこ盛りで面白かった。やりすぎなくらいデフォルメされた勧善懲悪。流石に3時間は長かったがそれでもだれているシーンはなかったと思う。欧米のエンタメと違ってインド映画はポリコレの縛りを気にしないで良さそうでわかりやすい。まあ何かしらあるだろうとは思うけど。以前別のインド映画を見た際、ラストのシーンで「我々は中国とも欧米とも異なる我ら独自の思想、路線を突き通すべきだ」みたいな主張がなされていて確かにその通りだなと思った記憶がある。

自殺の思想史

なぜ人は自殺してはいけないかを歴史学と哲学の観点から論じている本。冒頭からはっきり著者が「自殺したいと思っている人を止めるためにこの本を書いた」と述べているように自殺を否定するために論を積み上げている。そのせいか現代の自殺肯定論に対する言及が少し薄い気がする。著者の主張をまとめると自殺は「他人や共同体にも良くない影響を与える」のと「未来の自分の決定権を奪う」から良くないらしい。実際それはまあそうだなあと思うんだけど、最近反出生主義の話とか聞いてると、でもその共同体(特に親子関係とか)っていうのも自分で望んで所属したわけじゃない場合が多いのにそれに対して義務を負わなければいけないっていうのも酷な話だよなと思った。そこら辺調べてたらいい解説記事を見つけたのであとは任す。

davitrice.hatenadiary.jp

マルコポロリ!/グレープカンパニー

くりぃむナンチャラがゴールデンに行った上に情報バラエティになって完全に終わってしまったのだがその代わりにマルコポロリがめちゃくちゃ面白いことに気づいた。プラマイゼロ。みんなそうだと思うけどこの回が特によかった。あとはウェストランドが出ていた回も良かった。和歌山いた頃はあまりに番組がゲスすぎて好きじゃなかったのだけれど、番組が丸くなったのか僕がゲスくなったのかどっちなのだろう。まあどっちもか。

東野vs

www.youtube.com

東野幸治youtube上で東野vsという対談チャンネルを始めたのでこれも見ている。時々マルコポロリのB面みたいになってるがずっと面白い。ウェストランド井口回と渡部回が特に好き。井口回はなぜか異様に画面が明るい。なんで???

 


 

こんなもんかな。書き漏れているものもあるが一旦いいや。今年は修士の時と違ってきちんと"休日"という概念が確立されたのでここ2年間より多くのコンテンツに触れていた。ただ圧倒的にアウトプットが少ない。突然思い立って短編小説を書いてみたがそれもこのブログの長さにも満たないくらい。DTM機材を買ってたまに弾いたりしてみているが何かの完成には程遠い。やはり僕はコンテンツを享受しているだけの人間より、たとえどれだけ低レベルなものだとしても何かを生み出している人間の方が偉いと思う(偉いとはなんなのという話になるが)ので、来年は何かしら形になるものを作れればいいな。