オーストリア、ハンガリー

9/16

9時頃にプラハを出発してCK shuttleでチェスキークルムロフに向かう。バス移動と聞いてたんだけど乗客は僕ら二人だけだったからか通常の乗用車だった。2時間半ほどで到着する。

チェスキークルムロフ世界遺産らしく、実際街全体が可愛い雰囲気はあるんだけどあんまプラハと変わらんなという気もする。とりあえず城に向かう。ここの城壁は割と特徴的で、一見レンガっぽく見えるものは全部壁に描かれた騙し絵だという。城主が金はないけど見栄を張りたかったらしい。アホみたいでいい。「じゃあもう騙し絵でもいいから!!」っていう瞬間がどっかであったんだろう。

城自体は小さいので1時間ほどで見終わってしまった。一応チケット買えば城内部にも入れたらしいがそこまでするほどでもないなと思い、城下町に降りて昼飯としてハンバーガーを食べた。これはめっちゃ美味しかった。

そのあとはあんまやることなかったが、ハルシュタット行きのバスの出発時刻まで待たないといけなかったのでひたすらウロウロしていた。確かエゴンシーレ美術館に行った。エゴンシーレって元々のイメージでは「才能を持ちながら若くして死んだ儚い絵描き」みたいなイメージだったんだけど、美術館の資料見てると、「女性の局部をモザイクなしで描いて訴えられた」とか「10代の少女の全裸を描いて村から追い出された」みたいなエピソードがちょこちょこあって割と変なやつだったんだなと思い直した。時代が悪かったとかじゃなくて今の基準でも変なやつ。

後はパフェ食ったりしてる間に16時半になったのでハルシュタットに向かう。ハルシュタット行きのバスは6人くらい乗ってた。中国でめちゃくちゃハルシュタットが人気らしい。バスの中ではずっとvampire survivorsやってた。26歳にもなってみんないる場所でswitchずっとやってるの、「別にいいだろ」と「恥ずかしい」がせめぎあう。

20時くらいにハルシュタットに到着する。暗くてそこまで細かい部分までは見えないが圧倒的に綺麗。澄んだ湖とでけえ山のコントラストが素晴らしく、湖畔の街の明かりがアクセントになっている。アクセントって表現なんか嫌だな。

スーツケースをガラガラ引きながらホテルに向かう。フロントの人がいないので無人チェックイン。ホテルは3万5千円する割にwifiめちゃくちゃ弱い。ただ3万5千円でも安い方ではある。レストランのほとんどが20時までに閉まってしまっていたので晩飯は食わずに寝た。

9/17

朝起きて朝食が始まるまでに一番有名な写真スポットを見にいく。ちょうど日の出らへんとかぶっていたようで人は多いがかなり良い景色を見れた。写真でも十分綺麗だが、実際目で見ると湖上の波のざわめきなどその場だからこそ見られるものが多くて良い。教会などを経由しながらホテルに戻る。

ホテルで朝食を食ってるとフロントの女性に「あなたたち3人で来たんじゃないの?」と話しかけられる。意味がわからず聞き返すと、「extra bed頼んだじゃない」と続く。そこら辺から女性の顔がだんだん険しくなってくる。雲行きがあやしい。

色々話を聞いてなんとなく状況がわかってきた。僕がホテルをbooking.comで予約したときにextra bed頼みますかみたいな欄があり、頼めるなら頼んどくかくらいの気持ちでチェック入れたんだけどそれは追加料金を払う代わりに3人泊まってもいいよと言う意味だったらしい。「ツインじゃなくてダブルにしたいならそう言ってくれないと。extra bedはお金がかかっちゃうから。勿体無いでしょ。」みたいなことをコンコンと説教された。つら。怒られないことを第一目標として人生を生きているのに。extra bedが追加で1万円くらいしたのもつらい。

久々にちゃんと怒られて部屋で30分ほど動作停止してしまったが気を取り直してハルシュタット塩鉱に向かう。ハルシュタットは山から塩がよく取れるらしく、それに使われていた塩鉱を見学できるらしい。ポスターの写真があまりにつまらなそうでツアー参加するかどうか迷ったが、暇だしとりあえず参加してみた。こういう時二人だとつまらなくてもそれはそれで盛り上がられるから良い。ただ結果としてはちゃんと楽しかった。塩鉱内に滑り台があったりトロッコがあったりとアトラクション的な要素が多く、また学習コンテンツとしても映像等が凝って作られていて楽しかった。

ホテルに戻りチェックアウトする。「次からはextra bed頼まないようにしてね」とまた言われる。わかったから!!二度と頼まないから!!!ごめんって!!!!

船に乗り高速電車用の駅に移動。そこから2-3時間ほどでウィーンに到着した。どれが地下鉄でどれがトラムか全くわからずに辟易したがなんとかホテルに到着。超オシャレ。値段の割にかなり良さげ。

お互い疲れていたのでこの日は観光せずに近くのレストランでオーストリア料理を食って寝た。この店は全部美味しかった。特にキノコのスープが今まで食ったスープの中でも上位に入るくらい美味しかった。ただウィーンは本当に物価が高い。三品と酒2,3杯で1万円くらい行った気がする。

9/18

前日早めに寝た分この日は朝7時くらいから動いた。朝食を食べにザッハトルテの発祥らしいカフェザッハーに向かう。開店前に着くと既に2,3組並んでいたが一回転目で入れた。日本人が多い。美味かったがまあこんなもんだろうなと言う気もする。

午前中はシュテファン大聖堂 -> ホーフブルグ王宮 -> オーストリア国立図書館 -> ウィーン郵便貯金局とまわる。後はまた別の図書館も行った気がするがどこかは忘れた。ウィーンの観光スポットはどこも豪華絢爛でさすがハプスブルク家のお膝元という印象。ホーフブルグ王宮の前の銅像がライオンだったのもすごかった。みなさん就活とかで自分を動物と喩えたら何かと聞かれた時にライオンって答えられますか?答えられんですよね。圧倒的な自己肯定感。凄すぎ。ウィーン郵便貯金局はちょっとしょぼかったけどそれ以外はどれも良かった。


昼食は昨日のホテルの人におすすめされたシュニッツェルの有名店に行く。本店の方は予約がないと無理らしく2号店の方に案内される。これはめっちゃ美味しかった。薄いトンカツなのでまずいわけがない。やっぱり高えけど十分それに見合う味だった。

午後はベルヴェデーレ宮殿に行った後シェーンブルン宮殿に行った。ベルヴェデーレ宮殿ではクリムトの接吻を見ていたく感銘を受けた。アンリ・マティスのダンスとかもめっちゃ好きなんだけど、抽象と具象の間で根源的な観念を表現してる系の絵がたまらない。今スマホ内の写真だけ見てもやっぱり良いなと思う。

シェーンブルン宮殿では音声ガイドとともに宮殿内を見て回った。朝から歩き回っていたのでかなり疲れていたが、音声ガイドは日本語対応かつ内容も充実していたので1時間半ほどの行程を飽きずに回ることができた。ウィーンはちゃんとしてる。その後ウィーン技術博物館に行ったが疲れていたのもありさっさと帰ってしまった。

日本食食べたいゲージがマックスになっていたのでホテル近くの日本料理屋で焼きそばとシュウマイとか食った。キリンビールうますぎ!!あと寝る前に金子がくるりの東京を鼻歌で歌っていてめちゃくちゃ日本帰りたいんかなと思った。

9/19

午前中は朝食の後に昨日行けなかった美術史美術館に行った。ボリュームがすごい。古代から近代まで幅広い展示。音声ガイド付きで回っていたらあっという間に2、3時間経っていた。序盤の古代エジプト展示が楽しくて良かった。いつかエジプト行きたい。

金子がこの日からブダペストに行くので一旦ホテルに帰る。思ったより美術史美術館に時間をかけてしまったので昼飯を食う時間もなく慌ただしい見送りとなった。夜からはオペラを見に行く予定があるのでそれまでアパートで洗濯したりして時間を潰す。

晩御飯はバーでスペアリブを食べた。これはかなり美味しかった。肉が柔らかく味も染み込んでいる。ビールとの相性もよく、二人分くらいの量だったがペロリと食べられた。

オペラを見に国立歌劇場に向かう。夜のウィーンは初めてだったが、昼とは違いストリートミュージシャンが増えていた。クラシックわからんから全然ストリートミュージシャンくらいでも僕には十分なのではないかと思う。

国立歌劇場はさすがに内装も豪華で歴史を感じる。昔の貴族もこうやって見とったんかなと思うとジーンとくるもんがある。暑かったから正装してる人もあんまおらんかと思いチェックシャツで行ってしまったが周りの人はガチガチにタキシードとか来てて若干気まずい。「あえてのチェックシャツ」みたいな顔をずっとしておいた。

座席は一階席の後ろの方。2万5千円~3万円くらい。個人的にはめっちゃ高いと思ったんだけど、人に話すと「まあやっぱりそれくらいかかるよね〜」みたいな反応されるので、一番中途半端な価格帯を選んでしまったなと悔しい。ただ席自体はすごくよく、舞台もよく見えるし音もよく聞こえる。字幕も英語だけだが前の座席に付属の機器で読めるので嬉しい。

演目は「セルビアの理髪師」。事前にwikipediaであらすじ調べていったので、なんとなく話の流れにはついていけた。正直行く前は3時間寝ないように我慢するぞくらいの気持ちだったんだけど、実際見てみるとめちゃくちゃ楽しかった。喜劇かつ表情豊かに演じてくれるので細かい部分がわからなくても面白い。特にフィガロという色男の役の人がよくて、その人が出てくるだけでみんな気持ちがパッと晴れやかになる雰囲気を持っていた。

演出も凝っていて、舞台に垂れ下がった複数のカラフルな垂れ幕が次々と移動して舞台全体の色彩を変化させていく様子が新しくて良かった。今や映画がメジャーになったとはいえ、長い間ヨーロッパの総合芸術としてトップを張っていただけのことはあるなと思う。脚本自体は200年ほど前のもののはずなのに3時間全く飽きずに見られた。

オペラを見た後はちょっとだけ周辺をうろついて帰った。昨日までは若干ウィーンの治安にビビっていたが、なんとなく大丈夫なところがわかってきた気がする。観光地が密集している、いわゆるリング通り内は夜でも明るく安全っぽい。多分だけどね。

9/20

段々やることがなくなってきた。とりあえずホテルをチェックアウトして次のホテルがあるリング内に向かう。この日のホテルはかなり中心地に位置しており徒歩1分でシュテファン大聖堂につける。今日はどうしようかと考えたがどうせ一人行動なので穴場っぽいとこでもいくかと思いいくつか検索して決める。

午前中は贋作美術館に行った。美術品の贋作に関する歴史と著名な贋作家の作品をいくつか展示している美術館。かなり小さいけれど情報量が多く楽しめた。特に記憶に残っているエピソードとして、贋作美術館が著名な贋作家の作品を展示していたら実はそれがその人の作品ではなく「贋作美術館に売りつけるために著名な贋作家の作風を模して作られた贋作」だったという話がめちゃくちゃ良かった。贋作の贋作。落語みたいな話。

昼飯はターフェルスピッツという牛肉の煮込み料理を食べた。高めのレストランに行ったので昼飯だけで1万2千円くらいして目ん玉飛び出そうになったけどそれに見合うくらい美味しかった。スープが爆裂美味しく、牛肉も柔らかくて良かった。僕一人でテーブル座っていたんだけど、ターフェルスピッツ一式運ばれてきた時に隣の席の人に「enjoy!」と言われたのが嬉しかった。海外って感じだ。

午後はナレントゥルムという博物館に行った。もともと精神病院だったものを改装して医学の博物館として色々展示しているらしい。ナレントゥルムというのも元々「白痴」みたいな意味らしい。正直展示自体は特別面白いものでもなかったが、もともと精神病院だっただけあって、建築物として面白かった。円状に配置された病棟を中央から監視する感じ。フーコーが言う監獄とかもこんな感じだった気がする。

後はウィーン国立音楽大学でも見とくかと思って行ってみた。音楽に命捧げたみたいな人たちが見られるのかもと期待して行ったんだけど、普通に私立大学みたいな感じでまあそんなもんだよなと言う感じ。建物も普通に東京医科歯科みたいな感じだった。韓国料理を食って一旦ホテルに帰る。これだけで一日終わってしまうのもなんだかなと思い夜は近くのワインバーで2杯ほど飲んで寝た。全体的に中だるみの1日だったな。写真も少ない。

9/21

朝食を食ってホテルをチェックアウトする。前日に引き続きやることがない。幸いこの日は午後からブダペストに移動するのでそれまで時間を潰せば良い。

近くの現代美術館に移動する。たまたま奈良美智の個展をやっていた。奈良美智の作品って童話的な世界観が背景にあると思っていたんだけど、ちゃんと見てみると、どちらかと言うとオルタナロック的な世界観が背景にあるんだなと気づいた。ジュブナイルと初期衝動。他にも良い展示が多くて良かった。現代美術はベタ塗り抽象画のせいでよくわからんみたいなイメージがつきまといがちだけど普通に見てて楽しいものも多くて良い。

暇だったので近くの公園に向かう。謎のでかい建築物があったので調べてみるとナチスに占領されていた時代に建てられた高射砲台らしい。のどかな公園にずしんと佇んでいるそのいざまは少し異様な雰囲気を醸し出していた。

 そんなこんなしてるうちに時間になってきたのでブダペスト行きの高速列車に乗るためにウィーン中央駅に向かう。途中でイギリス在住のインド人夫婦に道を聞かれて案内したりした。軽く駅までの道のりを案内して別れるつもりだったのだけど、あまりに夫婦が何もわかっていなかったので結局ホームまで案内することとなった。意外とこの旅で一番思い出に残っていることかもしれない。僕はこういう小さな善行を積み重ねて天国に行きたいんだよな。

ブダペスト行きの列車に乗る。列車内で充電ができたりできなかったりするので怖くて仕方がない。国内ですらスマホ中毒なのに海外でスマホが使えなくなったら一貫の終わり。

列車に乗って1時間くらいしたところで金子から連絡が来た。本来はもう日本行きの飛行機に乗っているはずなのに様子がおかしい。聞いてみると、ローマでtransitのはずがローマまでの飛行機が遅れてしまったせいでtransitできなかったらしい。流石に何かしらの補償あるんじゃないかと思ったがないらしい。可哀想すぎる。だが僕の方もスマホの充電が若干厳しい。ブダペストに着くまで待ってもらう。

ブダペストに着いてホテルに向かう。金子もその間に色々調べがついたようで、とりあえずローマから日本に帰れないと言うことはなさそう。一旦安心。何かあれば言ってくれとだけ連絡して観光に向かう。

鎖橋を歩いて渡って西に向かう。プラハとウィーンについては割と渡航前に細かく調べて行っていたがブダペストに関しては正直何も決まっていないので出たところ勝負となる。とりあえず西側に有名そうな観光スポットがあったので向かう。どうやらそこでは高台から綺麗な夜景が見られるらしく、トロッコに乗って高台に向かう。

ブダペストは夜景が綺麗と聞いていたが実際本当に綺麗。ドナウ川を鎖橋が左から右に貫き、国会議事堂の明かりがそれを華やいでいる。高台に着いたのは日の入り前だったが、1時間ほど景色の移り変わりをぼーっと眺めていた。


流石に腹が減ってきたので下に戻る。ブダペストのレストランはそこまで混んでないだろうとタカを括っていたのだが、予想に反してめちゃくちゃ混んでいるようで2,3軒回って全て断られる。疲れていたのもあってぱっと見つけたところに入ってみたが、高い割にはそこまで美味しくなかった。ブダペストは街が狭い分予約が必須なのかもしれないね。

このままでは終われないと思いホテルで休憩した後夜の街をうろうろする。ドナウ川沿いを歩き国会議事堂をみた。流石にめっちゃ綺麗。その後は事前に調べてあった廃墟バーというところにいった。



廃墟バーはユダヤ街にあるナイトスポット。もともと廃墟だった場所を改装してみんなが集まれるようなバーにしており、元々の建物の造形を活かしながら、今風のライトアップなどによって若者が多く集まるような場所に仕上げてある。よくわからんと思うから写真を見てくれ。

若い人が多く集まる施設ではあるが、観光スポットとなりつつあることもあり、全世代楽しめるような場ではあるように思う。流石に子供とかは厳しいけど。壁に謎のアニメが映されていたり、端っこのブースではDJが音楽をかけるクラブブースがあったりと、自由でありながら一定のサブカルっぽさは保たれており、日本でも良い立地さえ見つかれば爆ハネする空間なんじゃないかと思った。

結局夜の1時くらいまでいた気がする。前日訪れた金子はドラッグを勧められたらしく、僕もそれっぽい事象が起きるまでいようと眠い目をこすりながら粘ってみたが特に何も起きる気配はなくクリーンにお酒と音楽を楽しんでホテルに帰った。金子は変な人を惹きつける何かがあるんだと思う。

9/22

前日まあまあお酒を飲んだのでちょい頭が痛い。10時くらいまで部屋でゆっくりしてから観光に向かう。そうは言っても前日にブダペストの大トロである夜景を見てしまったのでそんなにみたいものもない。一応ちょこちょこ見て回ったがチェックリストを埋めているようなものでそこまで記憶に残ってはいない。まあ温泉はちょっと残ってるか。

ブダペストは誰でも入れる露天の温泉が有名とのことだったので一番有名な温泉施設に向かった。ただこれもそんなに感動的なほどではなかった。そもそも予想としては、街中に急に温泉とそこに浸かっている人たちが立ち現れる感じかなと思っていたのだけど、結果としてはひらかたパーク(もしくはとしま園)のプールの温水バージョンみたいな感じであまりにorganizeされていて正直つまらなかった。あったかい水に浸かれるという点では万国共通の嬉しさはあったがそれ以上のものはなかった。

ぶらぶらしている間に晩飯の時間になる。最終日ということで同日にブダペストにいる会社の先輩と共に飯を食った。スペイン料理を食べながら色々話した。これはちゃんと美味しかった。鴨の串焼きがめっちゃ美味かった記憶がある。ただブダペストはフォアグラが有名なのでそれを食べようと思っていたのが完全に食べ損ねてしまった。まあそんなフォアグラ好きなわけでもないし全然いいんだけども。

晩飯を食った後は二日連続で廃墟バーに行った。二日連続で行っても全然良い。昨日とは違い週末だったため人も多く、またフェス的な感じで昨日より多く音楽が鳴らされていた。昨日はクラブ系の音楽だったがこの日はバンド系の音楽が多い。ポストロック的なコアなバンドがかっこよかった。次の日が早いので深酒せずに帰った。

9/23 - 24

7時くらいに起きて9時発のバスにのり12時発くらいの飛行機でフィンランド経由で日本に帰った。ブダペストの空港で間違えてEU圏外の方に出国してしまい、フィンランドの飛行機に乗れなくなりそうになったりしたがそれ以外はつつがなく進んでいく。日本から出発した日が近くもあり遠くもある。

帰りの飛行機も基本的にずっと寝てた。やはり良い姿勢が見つからない。機内食日本食が出たが、中途半端にここで食うより日本でちゃんとしたやつ食いたいなと思い断った。なんだかんだで成田に到着。成田で何食おうかとレストランを物色したがちょうど良いものが見つからない。僕はお上品な和食が食いたいんじゃなくて、かつやとかすた丼みたいなチェーン店丸出しの出来上がった下品などんぶりを食べたいんだよ。頼むよ成田。結局家に帰って米を一合炊いてそれに鶏の照り焼きを載せて食べた。これが一番美味いんだから。

5時間寝た後この旅行でどんだけ体重増えたのかとビクビクしながら体重計に乗ったらなんと1kgほど減っていた。これは多分旅行の前半でカンピロバクターにより体重が減りに減っていたためだと思われる。みんなもダイエットしたい時はバカみたいに走ったり筋トレしたりせずまずは鳥刺し食ったほうがいいよ。寝てるだけでみるみる体重減っていくんだから。

以上。